フリマ・マッチング・投稿サービスを運営する方へ利用者が安心して取引できる、
運営の規約を
フリマ、ハンドメイド販売、スキルシェア、マッチング、投稿した作品の販売。利用者どうしが取引する場を運営するときは、出品者に向けたルール、購入者に向けたルール、手数料と売上金、禁止する出品物、通報と削除、トラブルになったときの運営の動きが、別々の論点として同時に立ち上がります。さらに、代金を運営者が預かる設計にすると資金決済法や銀行法との線引きが、中古品を扱うと古物営業法が、模倣品が出品されると商標法や不正競争防止法が関わってきます。このガイドは、場を運営する側の目線で、取引のはじまりから精算、紛争、退会までを順に並べ、民法・消費者契約法・資金決済法・特定商取引法・古物営業法などの条文を根拠に整理した解説集です。利用者間の売買契約書の書き方、プライバシーポリシー、特商法表記の個別の書き方は別のガイドで扱い、ここでは運営者の規約と取引のルールの設計に絞ってまとめています。
サービスを立ち上げる方

取引の類型と、そろえる書類を最初に決める
利用者どうしが取引する場は、物品を売る型、仕事を頼む型、機会や情報を紹介する型、投稿した作品を売る型で、効く法令も決める論点も違います。まず自分のサービスがどの型に当たるかを見極めます。
利用規約を1本作れば足りるわけではありません。出品者向け、購入者向け、手数料と精算、禁止出品物、通報と削除の方針など、書類の一覧と優先順位を、登録から精算までの流れに沿って整理します。
出品者と購入者のルールを決めたい方

出品者の義務、購入者の禁止行為、契約の成立時点
出品者規約は、出品の条件、商品説明の正確性、発送の責任、権利の保証、違反への措置を組み立てます。購入者規約は、売買契約がいつ成立するか、購入後のキャンセル、未払いの扱いを決めます。
運営者が当事者にならないと書きながら、成立や決済や裁定を握っているように読める規約は、書き方と実態がずれやすく、トラブルの種になります。
返品・返金と手数料を整えたい方

配送事故、契約不適合、返金ポリシー、手数料
商品が届かない、壊れていた、説明と違う。運営者が規約で決める返品・返金の枠組みと、出品者に任せる部分の線引きを、民法と消費者契約法の考え方に沿って整理します。
手数料は、誰が負担するか、対象額に何を含めるか、返金や取消しのときにどうするか、変更をどう伝えるかで設計が分かれます。
代金の預かり方を決めたい方

決済代行・預かり・受領確認までの保留
購入者の代金をいったん運営者が受けて出品者へ渡す仕組みは、為替取引に当たる場合があり、資金決済法や銀行法、出資法との線引きが問題になります。
決済代行事業者に任せる型、運営者が預かる型、受領確認まで保留する型を見分け、規約に書く運営者の立場と保管・返還の表現を決めます。
禁止出品物と模倣品に備える方

禁止出品物の3分類と、権利者からの申告
禁止出品物は、法令で禁止されるもの、許可や資格が要るもの、運営のポリシーで禁止するものの3つに分けると、規約本文とガイドラインの切り分けがしやすくなります。
偽ブランド品など権利侵害の疑いのある出品に、権利者の申告窓口、出品者への通知と反論の機会、繰り返す出品者への措置を整えておきます。
トラブルへの備えを整えたい方

運営の裁定、売上金の保留、捜査機関からの照会
利用者どうしが揉めたとき、運営者が行う裁定は、和解の斡旋なのか仲裁合意なのかで法的な位置づけが変わります。介入する基準と、詐欺やなりすましを疑ったときの初動を決めておきます。
年齢確認・本人確認・未成年者の利用・反社会的勢力の排除の条項も、取引の入口の備えとして整えます。
このガイドの解説ページ
よくあるご質問
フリマやマッチングのサービスでは、利用規約を1本作れば足りますか?
足りないことが多くあります。物品を売る型、仕事を頼む型、機会や情報を紹介する型、投稿した作品を売る型で、必要な書類が違います。共通の利用規約に加えて、出品者向け、購入者向けの規約、手数料と精算の定め、禁止出品物のガイドライン、通報と削除の方針、プライバシーポリシーなどを、取引の流れに沿って優先順位をつけてそろえます。
規約に「運営者は取引の当事者にならない」と書けば、責任を負いませんか?
書くだけでは足りません。決済、精算、キャンセル料、裁定などを運営者が握っているのに当事者でないと書くと、書き方と実態がずれ、利用者から運営者の責任を問われる場面で説明に困ります。免責も、一切の責任を負わないという書き方は、消費者との関係では消費者契約法8条・10条の問題になり得るため、実態に合わせた範囲に整えます。
購入者の代金を運営者がいったん預かってもよいですか?
仕組みによります。代金を受けて出品者に渡す行為が為替取引に当たる場合は、銀行業の免許の問題や、資金移動業の登録(資金決済法37条)の問題が生じ得ます。決済代行事業者に任せる型、運営者が預かる型、受領確認まで保留する型など、型の違いを見分けたうえで、条文と金融庁の資料で確認することが必要です。
直接取引(中抜き)を禁止して、高い違約金を定めてもよいですか?
違約金は賠償額の予定(民法420条)になりますが、利用者が消費者の場合は、解除に伴う違約金なら消費者契約法9条1号(平均的な損害を超える部分は無効)、それ以外なら同法10条や民法90条の面から、過大な部分が問題になります。固定の高額や取引額の倍数とする書き方は争われやすく、手数料相当額と実際の損害を基準にする書き方のほうが、過大な部分が問題になりにくい設計です。
中古品を扱うフリマでは、運営者に古物営業法の手続が必要ですか?
利用者の出品する中古品の取引を運営者が仲立ちする場合、古物営業法の「古物競りあっせん業」に当たるかが問題になります。当たる場合は届出(10条の2)や、相手方の確認、盗品等の申告などの義務が関わります。競りの方法に当たるかなどの要件があるため、条文と警察庁・公安委員会の資料で確認が必要です。
安心してご依頼いただくために
作成実績
契約書作成 年間1,000通以上・累計5,000通以上(2026年10月時点)
草案
お申込み後、ヒヤリング回答から1書類あたり24時間以内に草案作成
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修正・加筆は納品まで何回でも無料、納品後の軽微な修正も無料
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運営事務所・ご相談のご案内監修:アトラス行政書士法人(代表社員 荒木素子・特定行政書士) 最終確認日:2026年10月15日